北九炊飯株式会社は、おもに福岡県内のスーパーマーケットへ、酢飯や惣菜を納入する炊飯会社です。
前身は米穀業を営む会社でしたが、約40年前に炊飯業に特化することを決めました。
「米」に関して持つ多くのノウハウを強みとして炊飯の品質にこだわり続け、これまで着実に顧客の信頼を勝ち得て、地元を代表する高級スーパーへも炊飯を納入するまでになりました。
『北九炊飯株式会社 専務取締役 江頭史男様』に、マルボシ酢を選んでいただいた理由やこれまでどのように関わっていただいていたかなどを伺いました。
弊社とのお付き合いのきっかけをお聞かせください。
きっかけというと、当社のお取引先さんが元々マルボシ酢のすし酢を使われていて、その相手先との取引が増えていく中で、当社は独自のすし酢で酢飯を製造していたわけですが、私もかねてからマルボシ酢のすし酢を使った商品を食べており、味覚的には問題ないとは思っていたところ、最終的に相手先の分が全て当社で製造して欲しいという話になった時に、相手の事を思うと、正直マルボシ酢のすし酢を使ったほうが相手の方にもいいんじゃないかと思いました。
当社の独自のすし酢も悪くはなかったですけど、私個人でいうとマルボシ酢の方が美味しかったですよ。相手方の方も、製造していた側としてはもともと独自のすし酢で製造していたわけですから、半々のイメージですけどね。
そういう中で、選択権は当社の方にあってそれを相手方の方にもどうしますかって話したところ、マルボシ酢すし酢のほうを、いままで使用していた半分の店もあるし、それを当社のすし酢に合わせるのもスタートしてからは問題なかったようです。
個人的にはマルボシ酢のすし酢の方が美味しいからこっちに変えましょうとは強く言わなかったんですが、相手さんのほうに選んでもらう形で、結果としてマルボシ酢のすし酢の方で行きましょうとなったのがきっかけです。
弊社の製品をどのようにお役立ていただいていますか?
その発端になったお客さんだけじゃなく、マルボシ酢のすし酢を使った商品はもうPBだけでなくうちのNB(ノーマルブランド)になっています。他のお客さんにもじわじわ用途を増やしている状況です。それは、当社が使っていたすし酢は無添加タイプだとどうしても味が薄いと評判で味気ないですよね。
NBであるのはそれに若干味を上乗せしたタイプです。それよりも、マルボシ酢のすし酢はメリハリがついていて、結構クセが強いなという印象はありますよ。ただ、それだけのクセを求められるお客さんや「味気ない」って言われるお客さんがいるわけですよ。
そういう時には役に立つ、そういった面でお客さんのご要望を満たす部分があり、じわじわと需要が増えている感じはします。お客さんに言われて対応できる場面もあるので役に立っています。
今後、弊社にどのような事を期待しますか?
今後、クライアントが増えたりして、もっと好みの酢飯を作りたいとか、いう場合はお願いすることもあると思います。
今は現状で満足していますし、悪い点は今の所ないです。
印象としては今納めてもらっているすし酢は値段以上の価値を感じていて、安くしてもらっているなという感じがします。品質を維持してもらえれば満足です。
その他言っておきたいこと等。
現在、品質管理とか安心安全に目を向け始めている段階ではあります。
個人で行っている仕出し屋さんとか、小さな工場ではなかなか目を向けられないですが、当社はその規模からだんだん取引が広がっており、広がってきたからには品質管理、安心安全面の責任も持たないといけないなという段階だと思っています。
我々も独自でできる範囲でどのようにやろうかと思っている所ではあります。当社はもう次の日食べるものばかりを作っているので、データがあって根拠があってという形では難しいですよね。
製造から出荷までの時間がなく、それまでに検査結果を出すことが難しいので、データを積み重ねるしかやりようがない状況です。